私がジムに通い始めたのは56歳、筋トレを始めたのは57歳で、今60歳ですから筋トレ4年目になります。
確かにその間、ジムに入会する方は多いのですが、ほとんどの方は2~3か月ぐらいしか続かないように感じました。
筋トレが続かない理由はいろいろあると思います。
仕事や付き合いで時間がない。
寝不足や疲れでトレーニングする気がしない。
でも筋トレが続く理由は、だいたい同じですね。
「筋トレが楽しくて、やめられない。」
この「やめられない」は、ちょっとおおげさかもしれませんが、
とにかく筋トレ時に、アドレナリンが出ることによる快感(爽快感・達成感・満足感などなど)を知ると、筋トレにハマります。
ランナーズハイとおなじです。
私が筋トレを始めた57歳の写真と、去年59歳の写真があります。
同じシャツを着ているので腕の太さの違いがよくわかります。
もちろん、最初からアドレナリンの出るような筋トレはできません。
筋肉も関節も筋トレに耐えられないんです。
でも、案外多いんですよ、最初から思いっきりトレーニングする人。
特に定年前後に、ジムに入会する方で、若いころ体を鍛えていたとわかるようなガタイのいい人は、汗だらだらかいて筋トレしてしまうんですね。
そういう方は、フリーウェイトのベンチやラックを、休憩なしで1時間以上独占するので迷惑なのですが、1~2か月我慢すれば居なくなりますね。
おそらくケガ(筋肉や関節を傷めること)してジムをやめるんだと思います。
そういうトレーニング方法は、とても危険です。
ジムのスタッフも気付いていると思うのですが、さわらぬ神・・・でしょう。
私は56歳のころは、ジムのサイクルマシンで有酸素運動をしていました。
30分ぐらいペダルを踏むとランナーズハイになる。
だからジム通いは続けることができたんだと思います。
ジムには筋トレのマシンがたくさんあります。
せっかくジムに通うならマシンも使わないともったいない。
スタッフにマシンの使い方を教えてもらい、軽いウェイトで筋トレしてみたのですが、関節が痛い。
180cm56kgの痩せで、デスクワークを35年続けた体ですから、とにかく肘やひざが痛い。
トレーナーに相談すると、マシンでは押したり引いたりせず、キープからスタートしましょうというアドバイスをしてくれました。
チェストプレスは、腕を前に伸ばしてその位置でキープ。
レッグエクステンションは、足を伸ばしてキープ。
そんな運動でも関節はしっかりしてくるのです。
キープを数か月続けたら、肘・ひざの痛みもなくなり、軽いウェイトでのマシン筋トレができるようになりました。 (続く)