妻の状態は悪く、今日は私のことが分らない様子でした。
同じ病棟の患者さんから、お声かけをしていただきました。
心配してくれる人がいらっしゃることに始めて気付いた。
妻一人が入院しているわけではないという、当たり前のことに全く気付いていませんでした。
「奥さん、調子よくないみたいですね。」
「お昼ご飯を頑張って食べていましたよ。」
「夜はあまり寝ていないみたい。」
「ずっとたちっぱでしんどそう、生け花の本見ますか?」
みんなありがとう。
妻に会うのがつらくなってきた、このタイミングで何人もの人が声をかけてくださるのは、嬉しかった。
でも、本当に妻の様子は良くない。
他の患者さんとはあきらかに様子が違う。
どうして・・・
生きづらさからの脱却
今、あまりに辛いのでこの本を読んでいます。
P228「 人はどんな状況においても無力な存在ではなく、自分が置かれた状況の中でどう生きるかは本人の決断に委ねられている。」
P250「 現実をありのままに見て、その現実においてできることをする。」
私もかくありたい。